センスは後付できる!!
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「自分のデザインセンスに自信がない」
「私はセンスがないから…」
このような声をよく聞きます。
言わなくてもそう思ってる生徒さんは多いと感じます。
Webにしてもグラフィックにしてもデザインをお仕事にしていくのならデザインセンスは必要でしょう。
私も以前は「センスって持って生まれた才能」
「デザインの仕事で成功する人は才能があるほんの一握りの人」そう思っていました。
ところが当時の講師に授業の前、最初に「デザインセンスは知識と経験で後付できる」と言われ、目の前がぱぁっと明るくなったことをよく覚えています。
知識
デザインに携わったことがある方なら、「デザインの4法則」は聞いたことがあると思います。
それに加えて「余白」です。
もし、知らなかったという方がいらっしゃったら、早速今からこの5つを完璧に意識するだけで見違えるような作品になりますのでやってみてください。
「完璧に」と言ったのには訳があります。
実は生徒さんはみなさんこれを知っています。
教えていますから。
でも出来上がった作品をみると整列されていない、
目立たせたいばかりに余白がなくて窮屈そう、
統一感がない(反復ができていない)
などなどほんとうによく見ます。
まずは整列させてみて
見えない線を意識することから始めましょう。
【よく見る例】
1つ1つの枠の中はきちんと整列されているのに、一方は中央揃えでもう一方は左揃え。
全体を見るとモヤッとしますよね。
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極端に作りましたがほんとうによくいらっしゃるのでご自分の作品をぜひ今、見直してみてください。
【チラシを作ってみました】
こちらの作品、何か違和感ありますよね。
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整列させるときは見た目ではなく数値できちんと合わせると整います。
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細部まで丁寧にこだわると「なんとなくヘン」がなくなります。
【バナーを作ってみました】
窮屈そうですね。
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小さな枠をいっぱいに表現して目立たせたいのは分かりますが、圧迫感がありますね。
余白を取ることでスッキリと素人感がなくなります。
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できたデザインがなんとなくいい感じに見えないというときは余白の取り方に注意しましょう。
余白は何もないところではありません。
インプットする
センスを磨くにはやはりプロが作ったものをたくさん見ることです。
街中にも看板やチラシ、デジタルサイネージ、パンフレットなどたくさんのデザインが溢れています。
ネット上にもピンタレストのようなデザインの参考にできるサイトがたくさんあります。
多くの良い作品を見ることで良いデザイン、好きなデザインが分かってくるようになります。
アウトプットする
依頼される
お仕事としてデザインをしてみることをおすすめします。
「今は勉強中だから、就職してから」「課題で忙しいのでデザイン学校を卒業してから」とお考えでしょう。
しかし自分以外の誰かのためにデザインするということはポートフォリオなど自分のためだけに制作するのとは全然違います。
別にお金を頂く必要はありません。(クラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトなどでお金をいただく仕事でも良いですが)
友人・知人でも良いので自分以外の誰かにデザインをしてみてください。
フィードバックをもらい何度も直して、相手が喜ぶようなものが出来上がった時、自分のレベルが上ったと実感すると思います。
フォトストックに出してみる
仕事を依頼してくれるような友人も知人もいない。
クラウドソーシングなんて敷居が高くて怖い。
そういう方もいらっしゃいますよね。
そのような方は【イラストAC】やAdobe Stock“>「Adobe Stock」のようなフォトストックにアップロードしてみるのはいかがでしょう。
自分が作った作品なんて誰が欲しがるの?なんて思う必要はありません。
あなたの作品はこの世の中の誰かが必要としてくれています。
多くの人の目に触れると思えば細部までこだわったものを作るでしょうし、誰かがダウンロードしてくれたらモチベーションにもつながります。
どんな需要があるかも知ることができます。
何が言いたいかと言うと
インプットしたらアウトプット
これがやはり近道です。
たくさん作って多くの人に見せることがセンスを磨くコツだと思います。