【職務経歴書の書き方】
企業に応募しようとしたら履歴書と職務経歴書を求められました。
職務経歴書とはこれまでどんなお仕事をしてきたか、
それによりどんな能力やスキルを持っているか
どんな強みがあるのかをアピールできる大切な書類です。
職務経歴書とは
職務経歴書とは
求職者がこれまでにどんな職場でどのような業務に携わっていたのか。
それによりどのような能力がどのくらいあるのかを知るための書類で、企業が求める人材と合っているかどうか判断する材料になります。
職務経歴書により自分の経験や能力、スキルをより詳しくわかりやすくアピールすることができるとても大切な書類です。
企業が職務経歴書からみていること
・これまでどのような企業でどのような仕事に携わってきたのか
・そこでどのような成果を上げてきたのか
(企業が求めるスキルを持っているかの判断)
・仕事に対する意欲、熱意はあるか
・求める人材と合っているか
・強みは何か
step1.自分を知ることから始める
いきなり職務経歴書を書き始めても何から書いてよいのかわからない方も多いでしょう。
まずは最初にこれまでの人生を棚卸ししてそこから自分の強みを知ることから始めましょう。これは自分自身を知る上でとても大切なプロセスです。
自分の人生の棚卸しをしていくとこれまで自分が仕事を選んできた背景にどんな思いがあるのか、自分は何を意識して仕事をしてきたのかがみえてきます。
職務経歴書作成のためのマスターシート
ハローワークのスターシートを使うと自分の職務経歴や能力を整理することができます。
特筆するべきことがない
職務経歴書では実務内容に自信がないという場合でもアピールできるポイントはあります。
・社内外の人との関わり
・成功したこと
・チャレンジしたこと
・失敗した経験から学んだことや活かしたこと
・顧客にお礼を言われたこと
・サークルで熱中したこと
・続けているスポーツ
・現在勉強中の分野
・仕事への姿勢
勉強中の資格があれば「〇〇の取得を目指して勉強中」と記載するとアピールにつながります。
野球やサッカーなどのチームスポーツを趣味にしていれば「チームワークを大切にできそう。」「コミュニケーション能力が高い。」と担当者は評価するでしょう。
それまでに営業や接客の経験があれば、顧客が欲しい情報をヒアリングする力がありますなどとアピールできますよね。
できるだけ具体的な業務やエピソードと絡めて伝えるようにします。
自分に自身を持てたことなどを思い出すようにじっくり時間をかけてこれまでの人生を振り返ります。
step2.企業の事を良く知る
求職者がいかに高い能力やスキルを持っていても企業が求める人材と合致していなければ採用されることは難しいでしょう。
これから働こうとする企業のことはしっかり確認したうえでどのように自分をアピールしていけるかを知ることが大切です。
・求人票をしっかり見る
・応募したい企業のホームページを見る。
・Facebookを見る。
などその企業について徹底的に調べます。
まずは求人票から企業がどのような人材を必要としているかというところから知る必要があります。企業が求める人材に自身が当てはまっているところを探しアピールしていきます。
求人情報で社内で活躍している人の紹介記事がある場合は、その企業が求める人物像の参考にするといいでしょう。
ホームページではその企業がどのような理念でどんな働き方をしているのかといった情報が詳しく掲載されていることが多いので応募したい企業のこと知ることができます。
就職したけど、思っていた会社と違うということも少なくなるでしょう。
step3.記載内容
自己理解をして、企業の事を知ったらいよいよ職務経歴書を記載していきます。
会社概要
事業者名、事業内容
職務経歴
所属、役職
担当業務
実績
受賞歴
応募書類の作り方
具体的な書き方フォーマットはハローワークの応募書類の作り方が参考になります。
ハローワークインターネットサービス
職務経歴書の書き方
スキル
pcスキルはアプリケーション名
どのレベルまでできるか記載
例)Word(文書作成・差し込み印刷)
Excel(VLook関数、マクロ)
資格、免許
正式名称で記載
志望動機
自己PR
step1.でまとめた自身の強み。
その強みがどのように企業に貢献できるか記載します。
また自身の強みは箇条書きや簡潔にまとめて見出しにするなど、採用担当者が見やすい工夫が必要です。
アピールできるポイントが見つからない
こういった方は実力は充分あるのに自分では気がついていない、しっかりと書けていない方がほとんど。
自分が気づいていない潜在的な能力に気付いて最大限に活かすことが大事。
一見短所と思えるようなことにも長所を見つけることができます。
短所だと思っている事 | 長所に言い換え |
主体性がない | 協調性がある |
落ち着きがない | 行動力がある |
心配性 | 慎重 |
頑固 | 芯が強い |
そして長所が見つかったらエピソードと交えてアピールすることで強く印象付けることができます。
またどうしても見つからないという方はプロに相談するのもひとつの方法です。
転職エージェントなら転職のプロ、キャリアコンサルティングと無料で相談できます。
ぜひ活用してみましょう。
懸念事項がある場合
職務経歴書に記載してあることは必ず聞かれると思ったほうが良いでしょう。
1.ブランクがある
親の介護や出産、子育てなどを理由に仕事を辞めた方なら、それを率直に書きます。
そしてなぜこのタイミングで働くのか志望動機を一緒に伝えるのが良いでしょう。
またブランク期間に努力していたことをアピールするのも良いでしょう。
・再就職のために語学留学していた。
・資格取得のために勉強していた。
などブランクをポジティブな時間にしてアピールすることができます。
2.短期離職
短期離職は面接官に必ず理由を聞かれます。
「また早期退職してしまうのでは?」と不安にさせないためにも採用担当者が納得出来るような正当な理由を書きましょう。
例)・勤めていた企業で大きな方針転換があり自身が目指すキャリアプランとの相違が生まれた。
例)・より専門的な業務に挑戦してみたいという気持ちが強くなったため転職を志望した。
その際キャリアプランへの前向きな理由を伝えるようにしましょう。
志望動機と関連付けるとさらに効果的です。
職務経歴書を書くときのポイント
・わかりやすく、見やすく。
・採用担当者は忙しい業務の合間に応募書類をチェックしてくれているのです。
職務経歴書は「読みやすさ」が非常に重要です。
・年号は西暦がベター。
・誤字や脱字がないかチェックしましょう。
・A4用紙1枚~2枚にまとめるのが一般的。
・ボールペンや万年筆などの消えない黒のペンで書きます。
手書きの場合間違えた箇所は修正ペンなどは使えません。
必ず新しいものを書き直すようにしましょう。