【Illustrator】ブラシツール・塗りブラシツールの使い方
このようなイラストを作成しながらブラシツールと塗りブラシツールを使い方を紹介します
今回イラストを描くのにワコムのWacomOne液晶タブレットを使用しています。
ブラシツール
ブラシのアイコンのブラシツール
ブラシツールを選択するだけでサラサラと直感的に描くことができます。
ブラシツールオプション
ブラシアイコンをダブルクリックするとブラシツールオプションが出ます。
こちらがブラシツールオプション
精度
精度を『精細』にするとこのような感じ。
描いたとおりの線になります。
精度を『滑らか』にすると描いた線を滑らかに修正してくれます。
ありがたい機能ですね。
今回はこちらに設定します。
『ブラシストロークに塗りを適用』にチェックを入れるとこのように塗りの色がつきます。
チェックを外すと塗りはなしになります。
『選択したパスを編集』にチェックを入れると描いた線を
選択して後から修正することができます。
ブラシのカスタマイズ
ブラシは用意されているものもたくさんありますが、使いやすいブラシを作ることができます。
こちらの記事でとても使いやすいブラシを紹介してくれていました。
『Adobe Illustrator で水彩の人魚のイラストを作成する方法』
使ってみるとイラストが本当に描きやすいのでご紹介します。
ブラシパネルから『新規ブラシ』
『カリグラフィブラシ』を選択します。
『角度:-25:筆圧:90°』
『真円率:80%:筆圧:20%』
『直径:1pt:筆圧:1pt』
線を描く
さっそくこの筆を使って描いてみましょう。
下絵をレイヤー3に入れてあります。(ロックしたほうが良いです)
私は普段下絵のすぐ上に『線』その上に『塗り』その上に『ハイライト』や今回のように細かいところを描く『目鼻』とレイヤーを分けています。
『線レイヤー』に描いていきます。
おおきくはみ出したら消しゴムで消します。
塗りブラシツール
線が描けたら塗りブラシツールを持ちます。
塗りブラシツールオプション
塗りブラシツールアイコンをダブルクリックすると『塗りブラシツールオプション』が出ます。
ここもやはり全て筆圧にしたほうがペンタブレットで描くときは描きやすいです。
サイズの『変位』は筆圧によってどのくらい太さが変化するかですが、私はあまり変化しないほうが描きやすいので6ptにしました。
ブラシツールと塗りブラシツールの違い
ブラシツールと塗りブラシツールの違いは
『ブラシツール』は描いた線がパスですが、『塗りブラシツール』は面で塗ることができます。
塗り
では塗りブラシツールで塗っていきましょう。
色を変更するときは『線』の色を変更します。
ひよこなので薄い黄色にします。
半角英数で『【キーを』押すと小さく『】キー】で大きくブラシのサイズを変更できます。
※この時半角英数になっていないとうまくいきません。
ざっくり塗ることができました。
目口を付けて完成
この時目のマークをクリックして『塗りレイヤー』を非表示にすると目と口の場所がわかりやすいです。
ざっくり完成しました。
『ブラシパネル』では描いた線を後から変更することもできます。
塗りを選択します。
面で選択することができます。
ブラシパネルから今回は『猫の舌』にしました。
線を柔らかくすることができました。
他にもブラシパネルにはさまざまなブラシが用意されていますのでいろいろとためしてみると良いでしょう。
Illustratorでぼかした塗りを描く
おまけでぼかした線で塗る方法をやってみましょう。
ブラシツールでも塗りブラシツールでも良いのですが、線を描いた後に『効果』から『ぼかし』、『ぼかし(ガウス)』を適用します。
するとこのように既に塗られている線にぼかしがかかります。
ぼかしを適用したところ
ここまではみなさんよく知る方法だと思いますが、
そのままのブラシ(又は塗りブラシツール)で色だけ変えて続けて塗っていくと描いた線がぼかした状態になっているのです。
色を変えて目と口もぼかしてみました。
他のツールに持ち替えたりするとこのぼかしが解除されてしますのですがそのまま塗っていくとぼかした線が描けるのです。
色を変えてもこのとおり
ひょっとしたら『裏ワザ』とか『Illustratorのバグ』かもしれませんがためしてみるとおもしろいです。